10月18日(木)
10:30 ~ 11:00
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※満席※ 光音響画像が叶える医療におけるイメージング技術の役割 67
防衛医科大学校
医学教育部 医学科 医用工学講座 教授
石原 美弥
講演内容
医療における様々な場面で光イメージング技術が使われている。「こういった技術があるといい」に応えるニーズ指向型の技術と,先端技術を医療に導入するシーズ指向型の技術に大別される。いずれも,安全性や確実性を高めるために,医療現場で精査されて具現化される。講演では,光音響画像という光と超音波を組み合わせたイメージング技術を紹介し、医療にどのように貢献できるのかに関する研究を紹介する。
講師略歴
- 平成 6年 慶応義塾大学院理工学研究科修了
- 平成 6年 (株)東芝 研究開発センター勤務
- 平成 8年 防衛医科大学校医用電子工学講座 助手
- (平成18年に医用工学講座に改称)
- 平成 19年 防衛医科大学校医用工学講座 准教授
- 平成 23年 防衛医科大学校医用工学講座 教授
- 東海大学医学部整形外科学 非常勤教授
- 日本生体医工学会 代議員,日本レーザー医学会 理事,
- 日本分子イメージング学会 理事,SPIE Bios Program committee,
- Photoacoustic誌 Associate Editor, 日米先端科学(JAFoS)シンポジウム
- プランニンググループメンバー, 博慈会 老人病研究所 客員研究員
- <受賞歴>
- 平成 14年 The 5th The Tissue engineering Society International,
- Best Oral Presentation
- 平成 17年 日本エム・イー学会 荻野賞
- 平成 21年 博慈会老人病研究所優秀論文賞
- 平成 22年 長寿科学振興財団 会長賞
- 平成 28年 SPIE Bios, a Seno Medical Best Paper Award Finalist
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11:00 ~ 11:30
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※満席※ オリンパスの X(Cross) Innovation とMEMSセンシング&ネットワーク 70
オリンパス株式会社
取締役専務執行役員 技術統括役員 兼 技術開発部門長
小川 治男
講演内容
医療機器/科学機器事業を進めるオリンパスとして、「世界の人々の健康と安心、心の豊かさの実現」をOur Purposeに掲げた。この実現に向けては、X(Cross)Innovationを重要な施策として位置付けている。実現したい未来として、「内視鏡検査の未来」「生活を見守る未来」の構想を提示する。また、これを実現するために、サイバーフィジカル空間におけるDataに裏付けられた価値提供が重要であり、それに必要なMEMS関連技術の解説をする。
講師略歴
- 1982年オリンパス入社。生産技術部に所属し、光学測定器を開発。その後、研究開発部門の複合精密部にて、医療/科学/映像事業分野商品のコアコンポーネント部品の開発に従事。2006年からは、カメラを中心とする映像事業の商品戦略本部長を経て、2012年にオリンパスイメージング株式会社(当時)の代表取締役社長に就任。2015年4月より、全ての事業の研究開発~商品開発の技術開発を統括し、加えて2016年4月からは現職にて、製造部門も含めた技術戦略を統括している。
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11:30 ~ 12:00
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※満席※ スマートコンタクトレンズ プラットフォームとリファレンスに向けて 69
株式会社ユニバーサルビュー
開発本部 製品開発部
高木 裕
講演内容
スマートコンタクトレンズの実現については、無線給電や球形への回路実装など難しい課題も多く、加えて高度医療機器であるコンタクトレンズ自体のハードルも高い。現在、最低限の機能を持った「スマートコンタクトレンズプラットホーム」を開発中であるが、プラットフォームを広く利用できるようにリファレンスとして公開し、各用途に合う製品を開発・製造に参加できる環境づくりを推進している。
講師略歴
- コンタクトレンズ開発ベンチャー会社「ユニバーサルビュー 」にて、スマートコンタクトレンズ の開発を担当。
- 2000年 松下電器株式会社 システム創造研究所
- 2005年 株式会社デジタルガレージ
- 2016年 株式会社ユニバーサルビュー
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12:00 ~ 12:30
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※満席※ DUV-LEDのメディカル応用 68
日機装株式会社
メディカル事業部 業務推進役
中摩 貴浩
講演内容
深紫外線LEDは小型で高効率、ウォームアップ時間が少なく、波長の選択性があるといった優れた特徴を有している。特に現在、紫外線光源として用いられている水銀ランプと比較すると水銀を使用しておらず環境にやさしい事から、照明を含む様々な光源がLED化してきている。 現在、採択されている水俣条約では可視光の照明などが規制対象になっているが医療機器メーカーとしてより安心・安全に特化したLEDの応用事例について紹介する。
講師略歴
- 1995年 日機装株式会社入社
- 2011年 メディカル事業本部 首都圏統括東京営業部 部長
- 2014年 メディカル事業本部 業務推進役 兼 腹膜透析グループ グループリーダー
- 2016年 メディカル事業本部 事業推進役 兼 アプリケーショングループ グループリーダー
- 2017年 日本ヘルスケア協会 感染予防技術部会 副会長
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※都合により講師・プログラムの内容が変更になる場合があります。